最後まで責任を持ち、お客様のために尽くすことが私の使命です

ハワイで不動産を売却する際、日本人オーナー様の場合、売却代金の約22.5％が米国連邦税（IRS）およびハワイ州税務局への「源泉徴収税」として差し引かれます。

先日、私を通じて長年ご愛用の別荘を売却されたご夫妻も、売却後すぐに受け取れる金額が売上の約7割ほどと知り、驚かれることはありませんでした。事前に、日本語で丁寧にご説明していたからです。

このご夫妻は、物件から収入を得ていなかったため納税者番号（ITIN）をお持ちでなく、確定申告の経験もありませんでした。そこで私は、売却前の段階からエスクロー会社にその旨を伝え、日本語対応可能な会計士と連携し、ITIN取得のサポートを開始しました。

売却完了時点ではITINがまだ取得されていなかったため、「申請中（Form 8288）」というステータスでIRSおよびハワイ州に前払い税を提出。翌年、ITIN取得後に確定申告を行い、還付手続きを進める流れとなります。この際は、Form 8288に記載された情報と照合しながら申告が行われます。

この一連の手続きは、日本人オーナー様にとって時間がかかることも多く、還付金は通常、小切手で発行されます。日本の銀行口座に直接振り込まれることはありません。そのため、確定申告時には、フォガティ社の住所に小切手が届くよう設定するケースが一般的です。

以前は「C/O Fogarty Realty Inc」と記載された小切手であれば、当社で入金し、日本へ送金することが可能でした。しかし、近年はこの運用も厳しくなり、今では基本的にお受け取りのみとなっています（住所の指定は引き続き可能です）。ハワイに銀行口座をお持ちの場合は、当社が小切手をお預かりし、お客様ご自身の口座へ入金するためのサポートも行っております。

先日あった、印象的な出来事をご紹介します

O様ご夫妻が売却された物件について、IRSからご主人と奥様それぞれに $80,000（約1,200万円）、ハワイ州からは $38,000（約600万円）、合計4枚の還付小切手が届きました。そのうち、ご主人分の2枚は「C/O Fogarty Realty Inc」の記載があり、当社で入金後、日本への海外送金まで完了しました。一方、奥様分のIRSからの$80,000の小切手にはこの記載がなかったため、当社では入金できず、書留＋追跡＋保険付きで約$100かけて日本へ郵送しました。ところが、ロサンゼルスで郵便が紛失。追跡番号は更新されず、USPSに行っても「オンラインでクレームを」とたらい回しに。ようやくクレーム番号は取得したものの、1か月以上経っても進展はありませんでした。

さらに、ハワイ州からの奥様分$38,000の小切手も同様に「C/O」の記載がなく、郵送は断念。ちょうど私が日本出張の予定がありましたので、税関で申告の上、小切手を自ら持参し、日本国内で書留郵送しました。すると、2日後にはオーナー様のお手元に届き、CITIバンク口座にて無事換金されました。

その後、紛失したIRSの$80,000の小切手については、知人の会計士に依頼し、再発行手続きを開始。約1か月後、無事に再発行され、今回はUPS（FedEx）で$150かけて発送しました。祈るような思いで送り出し、4日後に日本のオーナー様のもとへ無事到着しました。

お客様からは、「こんなにやってくれるエージェントはいない。」とおっしゃっていただけました。正直なところ、まさか郵便事故で1,000万円以上の小切手が紛失するとは、夢にも思っていませんでした。それでも、これが私の仕事です。売却手続きだけでなく、還付金の受け取りまで責任をもってサポートする。
それが、私のポリシーであり、使命です。

フォガティ不動産は、購入・管理・売却まで一貫したサービスを提供しております。また現在は、賃貸管理キャンペーンを実施中。購入した物件を賃貸に出すこともできます。キャンペーンでは、賃貸に出す広告費用を無料にしております。創業51年、ハワイの安心不動産“フォガティ不動産”までぜひ、お問合せください。

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