卒業は6月なハワイ

じょーじのハワイ・アロハ・レポート 第11弾
卒業は6月なハワイ

 

風薫る五月からジメっとした6月を迎えるころ、ハワイは卒業シーズンに入ります。
アメリカでは多くの場合が8月または9月から始まり、5月または6月に終了します。日本はなんで3月なん?という疑問がわくと思いますが、これが旧暦時代の農業社会からの暦の影響を受けているそうです。なるほど旧暦に照らし合わせればざっくり関東だったら卒業で田植えですね。まだ雪深い地域があろうが田植えなんかとっくに終わっているところがあろうが中央集権で地方無視なんでしょうね(遠い目)

 

まず、日本との大きな違いは、日本の中3はハイスクールのフレッシュマン (Freshman)です。で、そこからソフモア(Sophmore)、 ジュニア( Junior)、 シニア(Senoir)と上がって4年かけて卒業するのが一般的です。始まりが異なれば終わりも異なるので、日本の高校3年生が3月で卒業して、ハワイの同学年の子は6月に卒業する事になります。

 

大きな違いがもうひとつ。担任制ではなく、自分が選択した、もしくは必修とされている教科の先生がいる教室に毎時間移動することになります。1時間目、二時間目という数え方は一緒ですが、クラスの合間に隣の校舎くらいならいいのですが、中には大きな学校もあり、そういう所では場合によっては大変な移動距離です。入学時にカウンセラーがつき、将来どういう道に進みたいのかも含めて話し合いの場が持たれます。必修教科に加えてそれに応じた教科を加えていき、大学に進む道筋を作ります。中には途中でとんでも優秀で、教科をスキップする事を認められて、飛び級で卒業してしまう子もいます。最近、14歳で大学院まで終わらせて、イーロン・マスク率いるスペースX社に就職したスーパーティーンが現れたそうです。実力があればどんどん前に進めるのはアメリカ流ですね。

 

日本の卒業式のイメージは今更ここで書くまでもないので割愛しますが、ハワイの卒業式はだいぶ流れが異なります。しめっぽい事は一切ナシ。先生ありがとうございました的なのはどこにもない。自分の卒業という目標達成の喜びを本人、友人と家族が分かち合う。そんな感じです。

 

卒業式が近くなると親たちがそわそわし始めます。子供の華々しい舞台をいかにして祝ってあげるか試行錯誤するのです。卒業生のいる親が近くにいるとお声が掛かります。「こんどウチの子が卒業なの!やっとなの!もう楽しみで楽しみで!で、進路はね、、!」と。こうなるとお祝いしてあげるのが大人のマナー(苦笑)もともと、そんな事言われなくてもずっと見てきた子の卒業の晴れ舞台。もちろんお祝いに駆けつけますとも。というわけで、ハワイのハイスクールの卒業式に密着してきましたよ。

 

こちらはプナホウスクール。幼稚園から小中高一環のハワイで1,2を争う名門校。卒業生にはあの饒舌だったオバマ大統領などビッグネームが名を連ねます。アメリカのハイスクールも日本と同じでレベルはピンキリ。厳かに祝い、偉大なOBとかがスピーチに来るところから、生徒間で銃撃戦が起こるところまで(ため息)ちなみにアメリカの大きなハイスクールなどは父兄や友達やらも合わせると、全部を収容できる場所が高校にはない場合が多くて、大学の講堂やスタジアムを借りる事が多いです。プナホウの場合はハワイ大学が近所にあり、そこのテニスの公式戦やバスケットボールが開催できるサイズのドームを使います。大学にドームですよ、ドーム。1万5千人近く収容できるそうです。コレ大学じゃなくて高校生の卒業式です。

 

 

スタンドには父兄がメイン。え?友達とか親戚は?だって入場料おひとりさま$75も取るんだよ。おらが卒業した学校はアメリカ田舎大学のフットボールスタジアム借りたけど、タダだったよ。$75も取るとなればなかなかそれは、、(汗)というお嘆きの貴兄の為に、お祝い用の場所が別途設けられています。それが隣接する野球場。

 

 

人工芝のすばらしい野球場。こんなところで野球ができるとなれば、カツオ君ですら勉強に邁進した事でしょう。
ここに集まるのは卒業祝いのサブメンバー(笑)友達、いとこ、親の会社の付き合い、彼氏、ほか。
卒業式が終わると、卒業生が現れます。

 

 

そして球場にはアルファベットの看板が立ち並びます。なにかというと、そこに苗字の頭文字の合う卒業生がドームから歩いてきます。この場合はChenさんなのでCの所にいます。そしたらそこにサブメンバーが押し寄せる流れです。そしてあっという間にレイやらお祝いやらでもうエライことに。

 

 

ハワイは浮き輪もいっぱいもらえます(笑)お札で作ったレイとかもありますね。ウチがあげたのはコレ。アヒル好きの子なのでアヒルで作りました。

 

 

この子はきっと人気者だったのでしょうね。もうだれだかよくわかりません。

 

 

で、このお祝いが終わると、お祝いに駆けつけた面々は家路につき、子供たちはクラスメイトとの最後の集いを夜通し楽しむんだそうです。この時にロクでもない事は起こるものですが、そこはさすが名門校のいい子たち。なにごともなく満足そうにご帰宅されたそうです。学校によってはワイキキトロリーを借り切って、カラカウア大通りをぐるぐるクルーズする学校などもあります。これはワイキキから遠い学校が多いですね。

 

 

このあとはハワイだけでなく世界中の大学に進んで将来の夢を目指す子、軍の士官学校に入ってエリートを目指す子、とりあえず何していいかわからないから、いつでもどこにでも行けるように短大に行って必修教科を済ませておく子など様々です。彼らの目には希望しか映っていませんでした。将来の世界を担う子たちに幸あれですね。

 

ちなみに日本人の子もたくさんいました。日本よりもアメリカでの教育を選んだ子たち。この子たちも、これから日本に帰る子もいれば、そのままアメリカで進学する子もいます。「子供をアメリカの学校で勉強させたいけど、いったいどうすればそんなことできるの?」お悩みの方も多いと聞きます。わからない事はご相談ください。

 

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