日本人が海外で通用していくために必要なのは〇〇力。
ある日ジニー社長は、ご主人様とフロリダ旅行でドライブしていた時の話です。
「フロリダにも、トイザらスがあるんだねぇ~!」とご主人が言うと、ジニー社長は「今なんて言ったの?」と理解できません。すると、再度「トイザらスだよ」と言ってもジ「トイザらスって何よ、わからないじゃない!」と言うので、建物を指さすと「Toys“Я”Usね、Toys are us!でしょ!そんな言い方じゃわからないわよ」というやりとりがあったと懐かしい旅行でのエピソードをお話してくださいました。
続けてジニー社長は、日本人が国際人として活躍できず、遅れている理由は英語のせいだと話します。その理由は、アメリカの単語そのままを日本で教えずに、変に変換してしまうのが大きな原因といいます。
例えば、「patriots」。愛国者という意味ですが、「パトリオット」と日本のニュースキャスターが言っていたのを聞き、何のこと?とジニー社長はびっくりしたそうです。単語の発音が全然違うので、これでは世界で通用できません。そのままの英語発音を日本で教育すれば、せめてコミュニケーションはとれるのではないかと言います。またTVのニュースキャスターがそのような状態では本当に恥ずかしい、と熱弁していました。確かに、文章や文法が間違っていても、単語さえ伝われば、何とかコミュニケーションは取れるかもしれません。
ここが、ジャパニーズイングリッシュの大きな問題点です。完璧な発音でなくてもいいんです。カタカナ読みでも英語の正しい発音に近ければいいのです。
日本の人気番組で芸人の出川さんが話す英語がまさにそれですね。
例えば
Virus=◎ヴァイラス ✕ ウイルス
Costco=◎カスコ ✕ コストコ
- アクセントをちょっと変えるだけでも伝わりやすいです。
Orange = ◎オレンジ
Coffee = ◎カーフィー
以前、親戚でカナダ旅行に行ったときに、飛行機内でオレンジジュースを頼みたいけど伝わらないと、私の叔父がいうので、30回くらい「オ~レンジ」の練習をして臨んだら、通じて嬉しかったということがありました。
- こちらは全然いい方が違い伝わりません。
✕ネクタイピン→ ◎タイクリップ
✕ビーチサンダル→ ◎フリップフロップ
✕ノースリーブ→ ◎スリーブレス
✕ホチキス→ ◎ステープラー
✕ミシン → ◎ソーイングマシーン
✕タレント → ◎シンガー(歌手)アクター(俳優)
✕ホームへルパー → ◎ケアギバー
✕マンション → ◎アパートメント、コンドミニアム
私の父が初めて海外にいって、免税店で、「ネクタイピン~!プリーズ」と張り切って言ったら、ピンクのネクタイが出てきて、ショックだったという話もあります。
最後のマンションにはジニー社長も当時とても困ったようです。マンションは英語で大豪邸・邸宅を意味します。お客様で「マンションを数件見せて」といい、アパートやコンドミニアムを指差すので、本当恥ずかしかったといいます。
最後に、ハワイが日本人に馴染みやすい一つに、この単語の発音も関連するかもしれません。日本語の母音「あ・い・う・え・お」はハワイ語の「 A・E・I・O・U」の母音と近しいものがあります。そのため、アロハ、マハロ、ロコモコ、マラサダ、など、日本人にとって発音しやすく、理解してもらいやすく、ちょっと通じる感覚があるのが嬉しいのかもしれませんね。
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