ヤツの季節がやってきた。

いまハワイは一年でいちばん多い季節。
アイツです。

 

 

地球で一番昔から栄えているゴキブリです。パラダイスのハワイは人間にとってだけでなく彼らにとっても永遠の楽園なのです。ホントすごいですよ。汚い所ならいざしらず、超綺麗なハイエンドのコンドやホテルでも普通にお邪魔しています。もちろん種類も豊富ですが大きく分けてふたつ。日本人の移民と一緒に引っ越してきた、日本でもおなじみのアイツ。黒光りして5センチ以上になり、追い込まれると飛んでくるアイツです。そして欧米からやってきた3cmくらいの小ぶりな茶色いアイツ。前者は外に多いですね。屋内にも表れますが、奴らは頭がいいので、人が出入りしているところにはめったに現れません。問題は後者。普通にキッチンで引き出し開けたらそこにいます。食洗器を開けたらみんなでこんにちは。排水溝などの水回り、パンくずが残ったトースターの中。電子レンジの下や中、電気のスイッチを上げたら中から手を振っていた。パソコンの調子が悪くなって中を開けてみたらぎっしり。暖かくてどうやら電化製品が好きらしく、よく家電製品の中で短絡を起こして機械を昇天させます。


どうしてんのよコレ!?
と思うのですが、多くのコンドミニアムなどでは忌避剤をスプレーで撒いていますね。ハワイのコンドミニアムの場合の多くは無料でちゃちゃっと月に1回くらいやるのですが、頻繁にやるところやハイエンドの場合は有料で念入りにやるようです。


方法はあまり大きな噴霧器や煙による作業ではなく、ぴゅーっと細いホースで忌避剤を隅々にまく方式。なので、特に念入りにやって欲しい所の引き出しや棚の中身はカウンターの上に置いて、終わったら皿を戻す。なのでお皿にミッション・インポッシブルばりに張り付いて逃れる場合もあるし、皿の裏をひょいと見たら目が合ってしまいパニックになる奥様がいたりするわけです。


ハワイの虫対策はとにかく「競うがごとく近隣よりも匂いが出ないようにする」。これに尽きます。
虫が好きな食べ物やごみの匂いがしなければ、彼らは他の部屋にあっさり引っ越します。食べ物や匂いのするごみは部屋に絶対に置いておかず、出るたびにシュートにポイ。パンくずが残るであろうトースターなど私はこの島にいる限り絶対に使いません。


おかげで日本にいた時よりもパンとか果物を食べなくなりました。同じ理由で家にゴミ箱すら置きません。置いておかなければならない場合は必ずZiplockで密封。のみ終わった空き缶などもすぐにポイ。これだけでも数週間で出現頻度は大きく変わります。
武力行使に出たい場合、わたしは二通り。
ひとつは対策としてプロも使う、こういう忌避剤をこまめにラナイの入口、正面ドアの周りなどに撒く。とにかく奴らが通るであろう所に室内だろうが屋内だろうが撒く。彼らには床とか天井という概念はないので、窓やドアは四方に撒く。どういう液体なのかというとこういうコトらしい。

G「今日もいつもの道を通ってあそこにメシ食いに行くぜ!ってお?なんかペタペタするものに触っちまった、汚いなぁ(ぺろぺろして掃除)」

ー翌日の巣へ帰宅ー

G「ただいマッコリあれ?えっ!?えっ!?おぉぉぉぉぉぉっ!?なんだ、腹がっ!腹がいてぇ!爆発しそうだっ!おわぁぁぁぁぁぁっ、、、!」
「どーん!
」爆発音が響き渡る。

解説しよう。忌避剤は粘着性がある。更にGが好きな味付けがされており、触ってしまうとなめなめして掃除する。ただし、この忌避剤にはガスを発生させる成分が含まれており、これをなめたヤツは膨満感にさいなまれる。ところが。なんと、Gたちは構造上げっぷができない生き物なのだ。そこを突いたのがこの忌避剤。巣に横たわる哀れなG。そして子供やヨメが帰宅。

「ただいマンゴスチンっておぉぉぉっ!父ちゃん!?どうした?いったいなにがあった?」すでに帰らぬ夫。

そしてヨメ 「ダメだ息をしていない。なんてことなのっ!?じゃいただきまーす♪」夫を食い始めるヨメと子。

ー数時間後ー
ヨメと子供 「ぬぉぉぉぉっ!腹がいてぇぇっ!?(どーん!)」

ー2-3日後ー
ご近所さん(あそこんち最近見かけないわね)「ごめんくださーい、ってきゃあぁぁぁぁっ!(ボリボリボリ、、)」以下繰り返し
そういうものらしい。

で、でも実際に目の前にヤツが!その場合、私の必殺兵器はコレ。ブレーキパーツクリーナー。


なにかってこれは究極の脱脂剤。
ヤツら虫はおなかのジャバラを前後させて呼吸をしています。
そこには潤滑油が塗布されています。
そこを脱脂することでじゃばらを動けなくすることで、無呼吸状態になった虫はあっさり虹の橋へ向かいます。スリッパで武力行使するよりは精神的にマシです。

お試しを!

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