「Honolulu Board of REALTORS/ホノルル不動産協会」が発表した3月の統計から分析してみました。

一戸建て、コンドミニアムともに販売量が減少する中、販売価格の中央値はわずかに上昇しました。

発表された再販件数によると、春シーズンは勢いなく始まり、3月の一戸建て販売は前年同月比2.5％減、コンドミニアムは22.5％減となりました。一戸建ての販売価格中央値は110万ドルで、前年比1.5％上昇しました。逆にコンドミニアムの中央価格は50万ドルに下落し、過去最高を記録した1年前の536,000ドルから6.7％下落しました。

一戸建て899,999ドル以下の住宅販売件数は70件と、前年同月の66件に比べ6.1％増加しました。一方、最も販売件数が減少したのは90万～99万9999ドルの一戸建てで、前年同月比28.1％、9件減少しました。

コンドミニアムは20万ドルから39万9,999ドルの価格帯で11.8％（10件）増加しましたが、100万ドル以上の価格帯では大幅に減少し、2023年3月の52件から25件（51.9％）に減少しました。400,000～799,999ドルの販売額も前年同月比28.5％減少しました。

住宅ローン金利の上昇により、市場の動きは鈍化していますが、手ごろな価格帯の一戸建て住宅やコンドミニアムの需要が増加していることがわかります。またマーケットに出してから、一戸建て、コンドミニアムともに、大体1ヶ月以内に契約が成立していますが、現金で購入しやすい価格帯のため、早くまとまっているのです。

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