「腹八分」をビジネスにも活かす。ジニー氏からの教訓

ジニー社長はよく私に、「人生は腹八分」と仰っていました。この言葉はジニー社長の大好きだったお父さまが良く仰っていた言葉だそうです。

 

 

幼少の頃のジニー社長は「どうして腹八分なの?お腹すいた、お腹いっぱい食べたいということがなんで駄目なの?」と素直に聞いていたそうです。そんな思い出を懐かしそうに、私に話してくれてました。

 

 

私は、この八分の具合をジニー社長から不動産の経験で教わりました。ハワイ不動産と言えば、高額のお金が動きます。欲を出せばきりがありません。

 

 

取引の最中に、自分の懐の計算をし始める人もいるかもしれません。袖の下でお金のやり取りがあるかもしれません。何かにつけて、お金のある人にぶら下がってくる人もいるかもしれません。「あなたのために…」と言いながら私欲を満たすために近寄ってくる人もいるかもしれません。お金持ちだとわかるとペコペコする人もいるかもしれません。貴金属、宝石、時計、車の車種など身につけているもので人を判断する人がいるかもしれません。成功に嫉妬する人もいるかもしれません。人の不幸を喜んでいる人がいるかもしれません。相手の金銭力に依存してヒモみたいな人もいるかもしれません。人の土俵で自分の大風呂敷を広げる人もいるかもしれません。

ハワイ不動産に関わると色々な人がみえてきます。私はこの腹八分を人間関係に応用することを教えてもらいました。人との関係に踏み込みすぎず、良い距離感を保つこと、そして正しい判断をすること。このような形で腹八分を学んでいます。

 

 

ジニー社長はよく私に「土足でズケズケと遠慮なく入り込んでくる人がいるから、気をつけなさい」と注意してくれていました。プライバシー、金銭力、交友関係、など詮索してくる人がいるからです。親切にしてもらうと、どうしても簡単に心を開いてしまう私でしたが、そんな私には「親切の押し売りには、気を付けなさい」といつも注意してくださいました。親切の本来の意味は、相手の為。しかし押し売りになると、自分の為という解釈です。頼んでいなければ、まさに押し売りです。

また、あまりに濃厚な関係を築いてしまうと、依存してしまったり、期待してしまったりと、お互いに負担がかかります。

 

 

特にハワイ不動産のように大きなお金が動く商売では、余計な負担があると正しい判断ができなくなります。そのために、上手な距離を保ち、正しい判断で、誠実に、正直な取引をしなくては、長い間この仕事を続けることができません。

 

 

それを目の前で教えてくれたのがジニー社長でした。ハワイ不動産歴50年間がまさにそれです。山あり、谷ありだったに違いありません。「明日アラワイ運河に浮かないように…」と怖い脅しの言葉を受けることもあったようです。それでも、この腹八分でジニー社長は誠実さを貫き、命がけで走り続けた50年だったのだと確信します。

 

 

今私は、そのバトンを受け取り、同じ歩幅で更なるレースを走っていきたいと思います。いつも、“腹八分“。を守りながら、進んでいく所存です。

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